ブルキナに到着した20日の夜。
常宿としてるワガのホテルに着くなり
「(ホテルの)マダムがあなたのためにアパルトマンを用意してます」と。。。
うわぉ。アパルトマンとは台所付きの2部屋からなるお部屋。以前、ワガにJOCVで派遣されていたときに住んでいたところでもあります。とても過ごしやすくて、お気に入りなのです。なんてラッキー。最初っからツイてます、今回。アパルトマンでない普通のお部屋でも、ネットの常時接続があって、冷蔵庫がある上に、階下には町一番のパン屋さん兼カフェがあるというステキさ。町の中心にあって、今回一番の交渉先であるPAMACや銀行、有名レストラン、スーパー等々は目と鼻の先。隣は市場。大好きなんです、ここ。
Hotel Koulouba(ホテル・クルバ)
http://www.hotel-koulouba.com/english/default.htmlところで、今回の出張のミッションは・・・
1.もちろん、学生としての本分である研究。前回の調査結果の還元ワークショップを開催し、その反応を見て、グループまたは個人インタビューをします。ちなみに、主題は若者の性行動で、何がHIV/AIDSリスク/予防行動と関連しているのかを調べ、どこから誰がどのようにしてHIVの予防を促進できるのかを探ります。
2.PAMAC(HIV対策住民組織支援プログラム)と話し合い、HIV陽性女性たちが働く石けん工房の建設/改築をしてもらい、設備を買ってもらう。
3.JICAの森林保全プロジェクトと住民グループとで、カリテ(シアバター)やその他の石けん原材料買い付けについて話し合い、できれば、金銭の流れや質のコントロールや生産体制などについて方向性をまとめる。
4.JICAブルキナファソ事務所と話し合い、石けん作りの専門家の一般短期参加の可能性や、関西学院大学の社会起業学科のインターンシップ制度とのコラボを提案する。
5.薬学博士にしてアフリカ伝統医療の専門家ダクヨ先生をしっかり巻き込み、協力体制を作る。
6.エイズ対策住民組織と話し合い、石けん作りの組織を整え、契約内容を精査する。(契約自体は次回)
7.ワガで開催されるSIAO(国際工芸見本市:
http://www.jbfa.org/jbfa_a/siao.htm)に参加し、他のグループの作っているカリテ(シア)製品や石けんのレシピ、包装形態を調べ、サンプルを購入する。また、その他の農業製品や工芸品など、他の可能性も探る。終了後、主だった生産グループを訪問する。
8.時間に余裕がある、またはPAMAC等の要請があれば、ガーナに渡航し、生活の木が実施しているプロジェクトを見学に行く。
こんな感じで盛りだくさんです。ブルキナ時間の流れる中、3ヶ月では全く足りないのですけれど、できることをできるだけするまで!!!ですよね。
到着翌日の21日には、早速PAMACの元同僚に個人的に会い、彼の意見を聞き、23日にPAMACで主要メンバーにプレゼンしました。久々のフランス語でのプレゼンはやっぱり厳しくて、いいたいことが言えず、落ち込むことこの上なし。。。ああ。。。
幸いにも、元同僚たちは結構ポジティブな反応を示したのですが、実際の内容はシビアです。作業場への改築や設備購入等々、きっとクレジット:貸付金になるとのこと。組織自体へのクレジットまたは女性たちへのクレジットです。最近のドナーの動向およびPAMAC自体の活動内容として、そういう方向性なのだとか。引き続き交渉予定ですが、いかんせん、みんな超多忙。わたしのつたない仏語をゆっくり聞く余裕もなさそうです。
そこで今、Dossier Techniqueと呼ばれる、プロジェクトの書類を作っているところです。仏語です、もちろん。でも、これでもっと交渉しやすくなるはず。今回、久々の仏語が思ったより足枷になっています。
前後しますが、22日の月曜日には、主なお土産やさんなどで、石けんをやカリテ(シア)の実のジャムを購入しました。
石けん置きとのセットです。私も石けん置きを作ることを考えているので、参考になります。かわいいですよね。
こちらが、一番上の列が石けん。次の列がジャムとリップクリーム(ドイツの援助で作っているらしく高いです。きっと輸出しているはず。)、一番下が前回も持ち帰った石けんのバージョンアップ分です。
なんだか、来るたびに進化しているので、SIAOがとても楽しみになってきました。
posted by A DANSE at 09:12|
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