2009年01月29日

カリテバター研修2日目:Concassage(粉砕)

10月29日 研修2日目
今日は研修2日目。今日は1日目に洗って乾燥させたカリテナッツを砕きます。

その他の方法.JPGこの村の研修では3つの方法が取り入れられました。1つ目は大きな臼と杵を使って複数でつく方法。2つ目は、小さな臼を裏返して台にし、先端が平らになっている短い杵で砕く方法。3つ目は、平らな石の上ですりつぶすようにして砕く方法です。普段、この村では1つ目のように臼と杵で普通に砕いているようですが、講師が今回、別の道具も使えることを提示するために他の2つの方法で砕いていたようです。



これ、とてもリズミカルで心地よいのです。音楽になっています。パリをベースに活躍する有名なセネガルのドラム奏者、ドゥドゥ・ンジャイエ・ローズは「生活のすべてが音楽である」といって、ソースが沸騰する音を聞かせて、「ほら、音楽になっているだろう?」なあんて、白井貴子に言っていましたが、音楽が生活に溶け込んでいます。ちょっと、聞いてみてください。。。



ね?そして、交代も、誰の手も止めずに、リズムを全く狂わせることなく、自然にすっと行われます。



ね?美しいですね。職人みたい。。。
これ、こうやって子どものときから訓練されるんです。




アフリカの小学生は3拍子で行進する(アフリカのリズムの基本はハチロクと呼ばれる8分の6拍子)と言います。身体の中のリズムが、アジア人とは異なっていることを感じます。

で、砕き終わったのがこれ。ここで初めて、油の存在をありありと感じさせる質感になってきました。


できあがり.JPG



これも、また、乾燥させて今日の作業は終わり。


2回目乾燥.JPG

講義は、商業化とトレーサビリティーについてです。容器の工夫やラベルのつけ方、ロットごとの管理や記録などが説明されました。


2日目の事件:さそり出没
今日、ちょっとした事件が起こりました。なあんと、空からさそりが降ってきて、講師のひとりが刺されてしまったのです。彼女は建物の壁際に座っていたのですが、壁の上部に空けてある空気穴(明り取り?)あたりから落ちてきたそうです。すぐに踏みつけられて退治されましたが、痛そう・・・なんでも、黒い小さいさそりは危険だけど、黄色くて大きいのは大丈夫なようです。今回は黄色い大きなものでした。でも、痛そう・・・

さそり.JPG


ブルキナでは、こういうとき、「ピエール・ノワール(黒い石)」というものを使用します。ベニンあたりの修道会が作っているらしいのですが、実態は炭のようです。薄い3cm四方くらいの軽い黒いものなのですが、これをさそりやへびなど、咬まれたり刺されたりしたところに当てます。すると、毒素が石に吸い取られるのだそうです。実際、ブルキナで、ある協力隊隊員がさそりに刺され、JICAが提携している病院から救急車が出されたのですが、もってきたのは「黒い石」で、びっくりしたと聞いたことがあります。使用した石は牛乳につけると、毒が抜けて、また使用できるのだとか。

昔、マダガスカルで働いていた医療系専門家が、あるメーリングリストで「黒い石」を募集したことがありました。曽野綾子さんの小説「時の止まった赤ん坊」で有名な遠藤シスターがお求めだったようです。患者さんが持って帰ってしまって無くしてしまい、困っておられました。シスターの診療所で働いていたインド人シスターが持ってきたそうなのですが、もともとはネパールからやってきたものだと言われていました。丁度、そのとき、ネパールに住んでいた私は、いろいろ調べてみました。わかったことは、ヒマラヤから流れ出るカリガンダキ川(黒ガンダキ)とセトガンダキ川(白ガンダキ)が合流する地点で採取される石で、ヒンドゥー教の聖なる意味を持つ石だということでした。ガンダキの2色のうち、白は精子、黒は経血を指していて、男女を表します。それが交わる地点、つまり男女交合地点=聖なる土地なのです。これも、蛇や毒虫の毒抜きに効くといわれ、やっぱり、使用後は牛乳に浸します。でも、これ、ネパールでは販売はされていません。おまじないのように、おばあちゃんやなんかが、家でひっそり所有していて、必要なときに使うもののようです。いろいろな人に聞いて探してもらい、やっと見つけることができました。

ブルキナファソでは、黒い石を診療所で売っています(確認したことはないですが)。わたしが保健事務所勤務のときにスタッフからもらったものは、説明書付で、ビニール袋に封入されていました。

しかし、この日、周囲の家々に黒い石はなく、皆で思案していると、メイン講師が刺された彼女を向こうに連れてゆきました。しばらくして帰ってきた彼女は、刺された箇所にべったりと、なにやら緑のゼリー状のものをつけています。あ、薬をつけたのかな、と思った私は甘かったです。聞いてみると、ミントの歯磨き粉でした。効くんだそうです。他に案のないわたしには、なあんにも言えませんでした。ブルキナ、まだ奥が深いです。

ちなみに、胃腸の調子が悪いときはコーラを飲むとか、民間療法、他にもいろいろあります。コーラは確かに効くことが多い気がします。先日、TVで見ていたら、フランスでも同様の民間療法があるそうです。ネパールでも同じでした。でも、ミントの歯磨き粉・・・これは、よくない気がしますね。

posted by A DANSE at 03:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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