10月10日(金)
今日は朝からDakuyo先生とDossier Technique、つまり詳しく石けんプロジェクトのことを説明した文章を確認。他に、サンプル石けんのレシピを話し合い。先生はアイデア豊かで話がはずみます。とりあえず、今は先生の会社の石けん作りが忙しいので、月末に作ることに。いろんなフレグランスオイルなんかも持って来てみたので、ちょっと楽しみです。明日、早速工場の見積もりを持って来てくれるように頼んでくれました。戦々恐々です。
夜は再び隊員のレストランへ。今日、2003年から使い続けてきたプリンターがとうとう動かなくなったのですが、偶然にも電気機器隊員と遭遇。ちょっと見ていただくことになりました。彼は病院にお勤めしているので、月曜日に持って行きます。久しぶりの病院。みんな元気かなぁ?
10月11日(土)
朝、一番でDakuyo先生のところへ。先生、待ち合わせに遅れること30分。のんびりとブルキナ時間が流れて行きます。先生が来たらすぐに建設会社の人がきて、丁寧な説明をひととおり聞きました。はい。確かにそのとおり。私がお願いしたことも、ほぼ実現されています。
いや、わかるんだけど、建設会社の人を責めるわけではないけれど、高い!!!無理!!!基本的には私が出すわけではないのですが、現地組織および女性たちのクレジットになるので、そうそう、無茶もできないのです。理想と現実・・・いろいろ宿題ができました。
Dakuyo先生は忙しく、まだDossier Techniqueの改善ポイントを見れていないということだったので、火曜日にお約束して、おうちに帰ってきました。
夜は私たちが宿泊している高級ホテルのレストランで初ディナー。同居している専門家のおごりです。とっても優しいんです、2人とも。私はお魚の農民風ソース。野菜たっぷりのトマトソースのかかった魚のフライです。ここのオーナーがBanfora特産のさとうきびから作ったラムを使ったキューバリバーをアペリティフに、優雅なディナーでした。ごちそうさまでした!
10月12日(日)
恒例になりそうな、日曜マルシェでのお買い物。みんなでぞろぞろお出かけです。石けんの材料になりそうなもの、売り物になりそうなもの、見慣れないもの、きょろきょろ探しながら、進んでいきます。現地語なので、なかなか自由にやりとりできないのがもどかしいけれど、生き生きしたハレの場ではこちらまで元気になります。
さあ、今日は頭がすっきりしているので、しっかり統計分析してみましょう!
10月13日 (月)
朝、病院へ行き、プリンターを預けました。直るといいなぁ。。。なにせ、インクがたくさんあるのです。直らなかったら、ここで買うしかないのですが、インク、高いんですよーーーなんとか直ることを祈りつつ、元居た職場、地域保健所衛生部へ。ここには後輩隊員が2人も配属されています。レストランを経営している彼と、看護師隊員。残念ながら、新しく来たと言うディレクターにも、看護師隊員にも会えず、元同僚の数人に会えただけでした。忙しいみたいですね。いいことです。活動ができているということでしょう。ひとり、PCをたたいていたレストラン隊員(怒られちゃう!)としばし歓談。市役所に行くことを思い出し、向かいます。
最初にブルキナに派遣されたときは、バンフォラ市役所配属でした。でも、職務内容から、地域保健所の衛生部と一緒に働きだし、押しかけてオフィスまで入り込んでお仕事をしていたのです。とは言え、市役所にも毎日1度は顔を出していた私には、どちらも大切な職場。
市役所は異動がないので、元同僚たちがわんさかいます。一番仲のいいアンリエット。しっかりものの彼女はいつのまにやら上席のポストに。市長秘書となっていました。いつものとおり、お土産をわたし、しばしお話。彼女は義理堅くて、お土産のお礼にと、お洋服をいつも作ってくれます。今回は貧乏な私。日本で行った安いバス旅行の金沢みやげ「瓶入り金箔」をプレゼント。これ、きっとアフリカの人が喜ぶはず、と思って多めに持ってきたのですが、彼女もやっぱり大喜び!本物の金って、ここではやっぱり特別なんですよね。
元上司は不在。なんでも病気だとか。彼、ひ弱なんです。いっぱいいじめられて、大いに怒鳴りあいもしたけれど、やっぱり、なんか仲良しな感じです。数日前から休んでいるという言葉にちょっと心配。サボり癖もあるので、どちらかわからないのだけれど、彼のお嫁さんはとてもしっかりした人なので、大丈夫でしょう!
帰宅したとたん、電話で「プリンター、直りました」という連絡が!すばらしいですね、協力隊!早速とりに行きました。うれしいことにお昼のお誘いを受けたのですが、ふと、空を見上げると真っ黒になっている・・・これは確実に大雨の予感。お昼は明日にしてもらって急いで帰宅。着いたと同時に降ってきました!!!本当に異常気象なブルキナです。
10月14日 (火)
朝、Dakuyo先生を訪ねて薬局へ。先生とDossier Techniqueを見直します。いろいろと気付いた点や機器の入手先の情報等をもらい、昨日のお約束のお昼のお食事へ。
バンフォラはブルキナでも数少ない観光地でもあり、結構いいレストランがいくつかあります。そのうちのトップレベルのカリプソ・レストランへ。いつものとおりの席に座り、いつものとおりのリ・グラを頼みます。アフリカ風炊き込みごはんです。ブルキナでは大抵トマト味。ここのはおいしいんですよーフランス人のオーナーの趣味か、リゾートっぽい雰囲気も素敵です。
隊員3人とお食事したあと、Bobo行きのバスチケットを買って、帰宅。今日は昼からBoboに出かけて、見積もりを取りに回ります。いろいろ準備をしていると、すっかり夕方。再び、Boboのお姉さん宅にお邪魔です!!!坊やも子犬も猫ちゃんもうさぎさんも、みんな元気かな?
Boboへ向かう途中、Banfora郊外のサトウキビプランテーションです。広いです!!!
10月15日(水)
今日はなんだか、体調がよくない感じ。たぶん、昨日のお外でのご飯がちょっと当たった感じ。また、地雷です。暑くて、しかも下痢を抱えて、とても外を歩き回る体力はなさそうだったので、お昼までおうちで書類を書いていました。
お昼を軽く食べて、ちょっと回復してきた感じだったので、一番遠い見積もり先にお出かけ。お友達にお願いして、送ってもらいました。石けんに使う苛性ソーダを扱う会社です。Dakuyo先生によると、中国製とフランス製、スイス製が入手可能だとか。もちろん、化学製品は怖いので、ヨーロピアンな確実な製品を入手しなければなりません。
つれてきてもらったのは大きな倉庫。一抹の不安を抱えて入り口の門番さんに聞くと、奥にある小売の窓口を教えてくれました。
ここでは、フランス製のいつも同じ会社のものが、確実に手に入るそう。25kg 22500CFA。 6000円弱です。品質の確実な苛性ソーダの入手ができるかどうかが心配だったので、ちょっと安心。お友達にコーラのお礼をして、おうちに帰りました。
10月16日(木)
朝から体調も回復。一気に見積もり取り回りに出発です。
まずは、実験用具の会社 Maison COBELへ。ビーカーや電子はかり、PH計測器なんかを見積もってもらいます。でも、すぐに品物を見れるわけではなく、いちいち、倉庫から持って来てもらわなければいけません。また、すべて在庫してあるわけではなく、フランスに注文しなければなりません。とりあえず、品物をチョイスし、現物確認できるものはして、見積書作成をお願いしました。Dakuyo先生いわく「COBELはモノはいいけど、高いよ!」 途上国は生活レベルの格差が本当に大きい!いいモノはものすごく高いんです。ま、手に入るだけ、いいのかも・・・
次は乗り合いタクシーに乗って、市の中央部まで戻り、コンピューター関係を見ます。Dakuyo先生に案内されたとおりに銀行の近くに来ても、よくわからない。おまわりさんに聞くと、「どっかでみたなぁ」「あっちじゃない?」いいかげんです。。。でも、銀行のお姉さんが通りかかり、しっかり教えてくれました。おまわりさん、ぜんぜん違うところを教えてくれていたけれど、どこのことだったのでしょう?
お姉さんに教えられたとおりに歩いていると、私のアンテナに反応が・・・
PAMERというプログラムの販売ポイントでした。PAMERとは女性たちに小規模の融資をして、起業支援を行っているプログラムです。Banforaで多く見るプログラムなのですが、やっぱり、店内にはバンフォラの産品がたくさんありました。壷などの焼き物から、はちみつ、シアバター、穀物、そして、石けん。様々なものがあります。私の大好きなスンバラもあります。多くの女性グループは粉のものを袋詰めにして売っているのですが、ここでは、丸いままのスンバラ、つぶつぶのスンバラを売っています。他にもバオバブの実の粉(ジュースにして飲むとおいしい!)なんかを買いました。
ちなみにスンバラはこんな感じ
PAMERの隣がすぐにコンピューター屋さん「OCB」だったので、入っていろいろお話を聞きました。ふと、プリンターを見ると、1万円くらいでCanonの新しいモデルがあります!!!でも、インク、約5千円・・・ちょっと考えます・・・
まだまだ見積もり取りは続きます。石けん作りには、なべや濾し器など、市場で見つかりそうな道具も多く使います。でも、市場、やっかいなところで、外国人には絶対に勝手に若い男の子がついてきます。馴れ馴れしく肩なんか抱かれ、で、最後にお金をせびられます。面倒くさいんです。
今回は、たまたま聞いたお店のおじさんがいい人で、ひとりの男の子に案内を頼んでくれました。目上の人に頼まれたからか、結構まじめに案内してくれました。でも、今日、買わないんだよね・・・ごめんなさい。それでも、しっかり案内してくれて、最後に連絡先を教えてもらって、お金も取られずに(もうひとり、勝手にくっついてきた子には、しっかりせびられたけれど)、お別れしました。なんか、ちょっとお礼してもよかったなぁ。
スーパーで頼まれていた買い物(お肉とコーヒー)を買い、帰宅。すごーく疲れました。砂埃だらけです。でも、ボボでの見積もりは終わり。ゆっくり見積書のまとめができました。
10月17日(金)
朝、10時のバスでBanforaに帰ります。まず、バスのチケットを買って、荷物を預け、にんじん+さやいんげんを買いに出かけました。昨日、買えなかったんです。バス乗り場の近くに有名な野菜売り場(といっても路上です)があります。季節はずれのにんじんも、ここなら採りたてのものが手に入ります。しっかり、高いけれど鮮度のいいにんじんをみつけ、サヤインゲンもいいものを手に入れ、バス停へ。ボボのRakietaバスの荷物係のお兄さんも、みんな親切です。いろいろお世話になります。感じがいいお兄さんにお礼を言っていたら、Banfora行きバスが動き出しました。
お昼からは、Banforaの市場で見積もり取りです。やっぱり、市場はややこしいのですが、ひとり、いいお兄さんに出会い、親切にしてもらいました。いい人に恵まれている毎日ですね。ここで、アフリカのシンボルをいくつか描いたバケツを衝動買い。日本に持って帰ります!!!
迷路のような市場を歩いていると、どこからか、Yuko!と呼ぶ声が。振り返ると、なんと、去年カシューナッツ・オイルをプレゼントしてくれた技師のお兄さんです。去年の時点では、オイルの販売先がなく、生産中止していたのですが、グループを作って再開したとか。私には自転車以外交通手段がないので、彼の村まで行くのは難しいのですが、カシューナッツオイルには興味深々。滞在中、ぜひ、いきたいと思います。
10月18日(土)
今日は、昨日マラリア予防薬の飲み方が悪かったみたいで、体調崩しています。気分わるいです・・・午前中はお昼のメロドラマ一挙放映を見、昼からはベッドでごろごろ、仏語のお勉強していました。。。
夜、昨日から来ていたJICAご一行さまのお一人がいらっしゃいました。みんなでお茶を飲みながら、しばしお話。いろんな人と出会い、いろんなお話が聞ける幸せをかみしめる今日この頃です。
10月19日(日)
今日はちょっと復活。でも、昨日、先日隊員にお願いされた「ブルキナHIV&女性器切除講座」は延期。まだ、本調子じゃないのです。また今度ね、ごめんね!!!私が居ない間、どうも料理をあまりしなかったらしく、野菜がまだわんさか残ってます。で、市場のお買い物はなく、みんな、それぞれ、お仕事。こんな緩やかな日もありますね。。。