2009年12月15日

あれれ?

ブルキナファソでの出来事を書くはずのこのブログ。

なあんと、去年の出張のことが書き終わっていないばかりか、今年の出張のことは一言も書いていない!!!

ということで、おいおい書いて行きたいとおもいます。
posted by A DANSE at 03:29| Comment(25) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月01日

カリテバター研修 4日目: Barattage

11月1日 研修4日目
どんどん盛り上がるカリテバター研修。
今日は「Barattage」と呼ばれる攪拌作業です。

でも、前日、製粉小屋で問題が起こっていました。
製粉小屋の2人いるスタッフのうち、ひとりが病気になってしまい、すべてのペースト化ができず、少し離れた村まで持って行かなければならなくなったのです。23時頃になっても終わらず、結局朝にやっと終わったみたいです。

できたてのペーストはまだ熱を持っており、今日の作業が難しくなるということで、今朝終わったばかり、または昨晩遅くに終わったものは、水を混ぜて1時間くらい冷ましていました。通常は一日程度置いて冷ますようです。

いよいよBarattageの開始です。
最初はペーストにお湯を足し、少しずつ水を足してゆきます。ペーストに手を突っ込んで、激しくたたくようにかき回してゆきます。




2人だとこんな感じ。



実際のペーストは、一番最初こんな感じ。

一番最初.JPG

だんだん変化してゆきます・・・丁度、ホイップクリームのようです。

2番目.JPG

3番目.JPG

↑ ほぼ出来上がり状態。

2人で約30分。1人だと約1時間かかります。すごい重労働。中腰で腕を回し続けるのは、私には無理でした。。。

でも、このホイップクリーム、とても肌によさそうです。Barattageをさせてもらったあと、お肌はしっとり!

手についた生クリーム状カリテ.JPG

ホイップクリーム状がちょっと分離ぎみになってきたら、ゆっくりまぜながら水を加えて分離をすすめます。

洗浄4番目.JPG

洗浄5番目 表面アップ.JPG

洗浄6番目.JPG

分離したバターを取り出してボール状にして別容器に移します。

できたバターを別の容器へ.JPG

アップにするとこんな感じ。

取り出してみます.JPG

てんこもりのカリテバターホイップ。

集められたバター.JPG


バターを取り出した後は、研修開始前に地面に掘った穴に捨てます。ガーナなどで、家畜にえさとして食べさせる、というのをよく耳にしますが、これ、家畜の健康によくないそうです。たぶん、酸性度が高いからでしょう。この研修では、地面の穴に集めることで、水分を飛ばし、燃料にするのが一番いいと薦めています。

バターを取った残りの廃水は穴へ.JPG

Barattageが終わった頃、お昼となりました。
今日はさつまいもフライとバオバブソース&トー。トーとはとうもろこしなどの粉をお湯で練ったもので、それにシチューのようなソースをつけて食べます。今日はバオバブソース。おいしいです。

さつまいものフライがごはんかな.JPG

昼からはできあがった「カリテバタークリーム」を火にかけて不純物を取り除き、布で濾します。

まず、火にかけたなべに少し水を入れます。

なべには最初に少しだけ水を入れます.JPG

続いて、バターを入れてゆきます。

続いてバターを入れます.JPG

熱せられて、バターが溶けます。

熱せられて溶けてきました.JPG

さらに加熱します。

さらに加熱.JPG

底に不純物がたまってきますので、それを取り除きます。

底に沈む不純物を取り除きます.JPG

十分火が通ったら、火から下ろし、表面の不純物を取り除き、水を入れて少しさまします。


次に、たらいに水を張ります。

まず水を入れます.JPG

そこに、先ほどのバターを布で濾しながら流しいれます。

布で濾す.JPG

お日様の光にきらきら。きれいです。

日の光にきらきら.JPG

もう一度上に浮くバターだけをすくい、なべに移して、火にかけます。
わざとすべて取りきらず、残ったバターと水をひとつのたらいに集め、水が混ざらないように気をつけながら、丁寧にバターをすくいとっていきます。

最後まできっちり水の中から取り除ける.JPG


なべの中の音が変わってきたら火からおろしてたらいに移し、冷まします。


でも、実際、他と比較すると、この村のバターはちょっと緑っぽいです。これ、製粉所で軽油が混入した場合にこんな色になるとか。影響は少ないとはいうものの・・・気になります。

濾し終わった.JPG


今回、私が日本に持って帰ったのは、もうひとつの村のバターで、こちらはそういった混入などのないきれいな黄金色のバターでした。

汲み置きしてあった水が少なくなってきたので、みんなで水を汲みに行きました。これが井戸の様子。足踏み式の井戸です。結構、軽いんですよ!子どもたちもよくお手伝いで踏んでいます。





帰りにカリテの木を写してみました。

ブルキナファソ西部では、カリテの木はコットン畑近くで簡単に見つけることができます。コットンはブルキナの数少ない産物で、有数の産地となっています。主に西部で収穫されるので、バンフォラ市にもたくさんの畑があります。

コットン畑とカリテ.JPG

奥に見えているのがカリテの木です。

なぜコットン畑にカリテの木が目立つのか。カリテの木はゆっくり育つだけあってとても堅く、焼畑や野火の火に負けずに焼け残っているようです。また、有用樹として残されている、というのも理由のひとつ。

森に入っちゃうと、多くの木々があるので、逆に目立たなくなるんですよー

カリテの木アップ.JPG

あ、そう。帰り道、ちょっとした出来事が。
かばさんと遭遇しました。

先日、他の日本人が同じ道を帰宅途中に見たと聞いていました。で、見たのです。私もかばは見たことがありますが、こんな近くでこんなかばを見たのは初めて!
映像でどうぞ!!!

子どもたちが遊ぶため池。すぐ横は田んぼになってます。
よーく、奥に目をこらすと。。。いたーーー



おっきく口を開けてもぐっちゃいました。



ぞうも運がよければ見ることができ、ライオンも少しだけいるみたいです。東アフリカや中央アフリカとは比べ物になりませんが、西アフリカにも動物さんたちはいるんですよ。
posted by A DANSE at 16:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月30日

カリテバター研修3日目:Trifouiller

10月30日 研修3日目。

秋空です.JPG今日も早起きして、村に向かいます。空はなんだか秋空。ブルキナでも意外と季節の変化を感じることができます。今は収穫シーズンです。秋、なんですね。もうすぐ朝晩冷え込むようになり、冬(?)をむかえます。






本日の研修は、昨日砕いて乾燥させたカリテナッツを炒り、それを粉引き小屋にもっていって、ペースト状にしてもらいます。

まず、大きななべにナッツを入れ、ぐるぐる、棒でかき回しながらじっくり炒ります。とても甘くて香ばしい香りがあたり一面に広がります。



よく見ると、なべで炒っている人たちから少し離れて、なにやら鉄製の道具を使っているグループがいます。これ、実はこちらでは非常にポピュラーな食べ物であるピーナツを炒るのに使う道具なのだそうです。

まず、ふたを開けて中にナッツを入れます。

中に砕いたナッツを入れて.JPG

中に火をおこした炉(ドラム缶を切ったもの)の上に、先ほどの容器を置き、ぐるぐる回しながら炒ります。こちらのほうが満遍なく炒ることができ、しかも時間が早いそうです。なるほど・・・

炭の上でくるくる.JPG


今日はいつも私を連れて来てくださっている日本人の方が、メイン講師と一緒にもうひとつの村にでかけてしまったのでひとりで残され、1日目や2日目よりもなんだか暇です。作業を観察しながら座っていると、子どもたちが遠慮がちに寄ってきます。

学校に通っている子どもたちがそばを通りかかるときは、先生や親たちに言われているのか、毎回かならずそばに来て、ひとりずつ丁寧に挨拶して去って行きます。今日の子どもたちは学校に行ってない子どものようです。ちょっと呼び寄せて、折り紙を折ってみせてあげたところ、とても喜んでくれました。カメラと羽ばたく鶴。

おりがみ.JPG

最初は2人だったのが、いつのまにか増えてる!

村の子供.JPG

おまけに、私の手の中には、いつのまにかまだ生まれて間もない赤ちゃんが残されました。研修参加者の赤ちゃんです。

置いてかれたべべ.JPG


かわいいです!このあと、数人の赤ちゃんが私の手に入れ代わり立ち代わり託され、おかげでジーンズはおしっこでいつも湿っていました。泣かないんですよね、こっちの赤ちゃん。さすがにおなかがすいたりすると泣くので、そのあたりの女の子に頼んで、お母さんのところに連れて行ってもらいます。

女の子たち、がんばっておしゃれしてます。たとえば、こんな感じ。

つんつんヘア.JPG後姿.JPG



こちらでは子どもによく見られる髪型です。

さて、いよいよすべてが炒り終わり、みんなで製粉小屋に運びます。大きなたらいに移して・・・もちろん、頭にのせて運びます。


これが小屋ですが、前に置いてあるのが女性たちが運んできたたらい。相当重いです。これ、頭にのせて運ぶんですよー 彼女たちの力強さとバランスには脱帽です。

粉引き小屋.JPG

丁度、小屋には研修を受けていない女性のカリテナッツも置いてありました。


従来の方法.JPG


研修した女性たちのほうはこちら。


研修後.JPG



比べると一目瞭然!

研修前後.JPG



写真ではわかりにくいのですが、研修を受けていないほうは、色も悪いし、ごみもたくさん入っています。カリテバターの一番の使い道は、実は食用油。なので、こういう目に見える違いは、女性たちもすぐに気づき、自信を深めたようです。

製粉小屋の中はこんな感じで機械が置いてあり、男性2人が専従で働いています。アフリカではとうもろこしなどの粉をお湯で練って主食とすることが多く、一から女性が手で粉にするのは、とても骨の折れる時間のかかる仕事なのです。そこで、近年、多くの村々でこういった製粉機が導入されるようになってきました。

粉引き小屋の中.JPG




この村は奥地にある割には比較的大きな村で、製粉小屋も2箇所あります。

私が着いたときにはもう始まっていて、こんなペーストが出来上がってきていました。
なんだか、チョコレートみたい。

ペースト状.JPG




製粉小屋に行く途中では、あちらこちらでカリテナッツを目撃しました。
カリテバター作りは日常生活の一部です。

生活の中のカリテ.JPG


こちらは村で販売中のカリテ。ばっちいですね。

村で販売中カリテ.JPG

伝統的な方法ではこのような感じですが、来年6月に実施される予定のカリテの実の収穫研修では、もっとキレイで衛生的な手法を学びます。ちなみに、今回の研修で使用しているカリテナッツは、改善された方法で保存されたものを研修講師が探して買ってきてくれたものを使用しています。

ひとまず製粉小屋にナッツを預けて帰ってきたら、遅めのお昼ご飯。みんなはちりぢりに帰宅しますが、私たちは村長さんの奥さんが作ってくださったごはんを、研修している場で食べます。他の村に行っていた人たちも帰ってきて、一緒に食べます。この日のごはんはIgname(山芋)をトマトソースで煮た「ラグー(仏語でシチュー)」です。おいしいんですよ、これ。

今日のご飯.JPG




ごはんを食べようとすると、運転手さんがいません。どこいっちゃったんだろう、なあんて話していると、手ににわとりを持って帰ってきました。

似てるかな.JPG

はい、お祭りの準備です。なんと、今日は人に頼まれでもしたのか、4羽。わたしはブルキナで、「肉とは生きたまま持ち運びし、保存するものである」と学んだのでした。

にわとり.JPG



PS. いす
私はアフリカのいすが大好きです。特に、村の生活で使われているようなものが素敵です。この村で見かけたいす。2日目から使用され始めました。いい感じに使い込まれていて、よいんです、とっても。今日も見かけて思わず一枚撮ってしまいました。

いす再び.JPG

posted by A DANSE at 18:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月29日

カリテバター研修2日目:Concassage(粉砕)

10月29日 研修2日目
今日は研修2日目。今日は1日目に洗って乾燥させたカリテナッツを砕きます。

その他の方法.JPGこの村の研修では3つの方法が取り入れられました。1つ目は大きな臼と杵を使って複数でつく方法。2つ目は、小さな臼を裏返して台にし、先端が平らになっている短い杵で砕く方法。3つ目は、平らな石の上ですりつぶすようにして砕く方法です。普段、この村では1つ目のように臼と杵で普通に砕いているようですが、講師が今回、別の道具も使えることを提示するために他の2つの方法で砕いていたようです。



これ、とてもリズミカルで心地よいのです。音楽になっています。パリをベースに活躍する有名なセネガルのドラム奏者、ドゥドゥ・ンジャイエ・ローズは「生活のすべてが音楽である」といって、ソースが沸騰する音を聞かせて、「ほら、音楽になっているだろう?」なあんて、白井貴子に言っていましたが、音楽が生活に溶け込んでいます。ちょっと、聞いてみてください。。。



ね?そして、交代も、誰の手も止めずに、リズムを全く狂わせることなく、自然にすっと行われます。



ね?美しいですね。職人みたい。。。
これ、こうやって子どものときから訓練されるんです。




アフリカの小学生は3拍子で行進する(アフリカのリズムの基本はハチロクと呼ばれる8分の6拍子)と言います。身体の中のリズムが、アジア人とは異なっていることを感じます。

で、砕き終わったのがこれ。ここで初めて、油の存在をありありと感じさせる質感になってきました。


できあがり.JPG



これも、また、乾燥させて今日の作業は終わり。


2回目乾燥.JPG

講義は、商業化とトレーサビリティーについてです。容器の工夫やラベルのつけ方、ロットごとの管理や記録などが説明されました。


2日目の事件:さそり出没
今日、ちょっとした事件が起こりました。なあんと、空からさそりが降ってきて、講師のひとりが刺されてしまったのです。彼女は建物の壁際に座っていたのですが、壁の上部に空けてある空気穴(明り取り?)あたりから落ちてきたそうです。すぐに踏みつけられて退治されましたが、痛そう・・・なんでも、黒い小さいさそりは危険だけど、黄色くて大きいのは大丈夫なようです。今回は黄色い大きなものでした。でも、痛そう・・・

さそり.JPG


ブルキナでは、こういうとき、「ピエール・ノワール(黒い石)」というものを使用します。ベニンあたりの修道会が作っているらしいのですが、実態は炭のようです。薄い3cm四方くらいの軽い黒いものなのですが、これをさそりやへびなど、咬まれたり刺されたりしたところに当てます。すると、毒素が石に吸い取られるのだそうです。実際、ブルキナで、ある協力隊隊員がさそりに刺され、JICAが提携している病院から救急車が出されたのですが、もってきたのは「黒い石」で、びっくりしたと聞いたことがあります。使用した石は牛乳につけると、毒が抜けて、また使用できるのだとか。

昔、マダガスカルで働いていた医療系専門家が、あるメーリングリストで「黒い石」を募集したことがありました。曽野綾子さんの小説「時の止まった赤ん坊」で有名な遠藤シスターがお求めだったようです。患者さんが持って帰ってしまって無くしてしまい、困っておられました。シスターの診療所で働いていたインド人シスターが持ってきたそうなのですが、もともとはネパールからやってきたものだと言われていました。丁度、そのとき、ネパールに住んでいた私は、いろいろ調べてみました。わかったことは、ヒマラヤから流れ出るカリガンダキ川(黒ガンダキ)とセトガンダキ川(白ガンダキ)が合流する地点で採取される石で、ヒンドゥー教の聖なる意味を持つ石だということでした。ガンダキの2色のうち、白は精子、黒は経血を指していて、男女を表します。それが交わる地点、つまり男女交合地点=聖なる土地なのです。これも、蛇や毒虫の毒抜きに効くといわれ、やっぱり、使用後は牛乳に浸します。でも、これ、ネパールでは販売はされていません。おまじないのように、おばあちゃんやなんかが、家でひっそり所有していて、必要なときに使うもののようです。いろいろな人に聞いて探してもらい、やっと見つけることができました。

ブルキナファソでは、黒い石を診療所で売っています(確認したことはないですが)。わたしが保健事務所勤務のときにスタッフからもらったものは、説明書付で、ビニール袋に封入されていました。

しかし、この日、周囲の家々に黒い石はなく、皆で思案していると、メイン講師が刺された彼女を向こうに連れてゆきました。しばらくして帰ってきた彼女は、刺された箇所にべったりと、なにやら緑のゼリー状のものをつけています。あ、薬をつけたのかな、と思った私は甘かったです。聞いてみると、ミントの歯磨き粉でした。効くんだそうです。他に案のないわたしには、なあんにも言えませんでした。ブルキナ、まだ奥が深いです。

ちなみに、胃腸の調子が悪いときはコーラを飲むとか、民間療法、他にもいろいろあります。コーラは確かに効くことが多い気がします。先日、TVで見ていたら、フランスでも同様の民間療法があるそうです。ネパールでも同じでした。でも、ミントの歯磨き粉・・・これは、よくない気がしますね。

posted by A DANSE at 03:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月12日

シアバター研修一日目。

10月28日から5日間、Banforaでお世話になっているJICAのプロジェクト「コモエ県における住民参加型持続的森林管理計画」が指定保存林住民管理グループ向けに実施するシアバター品質向上研修に参加させてもらいました。

朝、5時に起きて、6時に出発。8時から始まる研修に間に合うかしら・・・ブルキナタイムだから大丈夫じゃない?なあんて言いながら、出発。もちろん舗装なしだけど主要な街道をガーナ方面に向かってひたすら走ります。今年度の研修は2つの講師ペアによって一度に2つずつの村、合計6つの村で実施されます。来年度は拡大予定みたいです。

でも、なぜか数日前から連絡が取れないメイン講師の女性。彼女が担当していそうな村を選んで、そちらに向かって進みます。2つの村は、そんなに離れていないと思われるのですが、車で移動に1時間くらいかかります。なんせ、車がやっと進めるような道をたどらなければいけないのですから。

8時過ぎ、一つ目の村に到着してみると、そこの村の住民管理グループの秘書やグループ副長などの人びとは「そんな研修知らない」「そんな女性講師は来ていない」と言います。「やっぱり。結構、こんなことがあるんだよねー」なんていいつつ、連絡を取って見ることにしました。最近は、こんな奥の村でも携帯電話が使えます。でも、1軒の土作りの小屋の中の、ほんとに小さなアンテナが設置してある、その周囲50cmくらいだけ。夜はもっと広がるみたいなのなのですけれど。電話、かかりません。そりゃそうです。向こうも奥地の村にいるのですから。

そうこうしているうちに、事前に運び込んだ研修道具がどこにあるのかという話になりました。村の入り口の倉庫にあるらしい、ということがわかり行ってみると、その倉庫の前で既に研修は始まっていました。そこのほうが「かまど」があったりして、研修がやりやすかったらしく場所が変更になっていて、みんな知らなかったということみたいです。

聞くと、研修講師達は、村の様子を知り、その状況にあわせて研修を組み立て、住民と信頼関係を結ぶために、3日も早めに村に入っていたということでした。そのためのお金、出ませんよ、もちろん。JICAプロジェクト側がお願いしたわけでもありません。連絡せずにやっちゃったという問題はあるにせよ、こういう真剣な仕事を見聞きすると、ブルキナファソの大きな可能性を感じるんです、はい。

PIMA.JPG彼女達は現在(研修前)の参加者たちの知識や実践を知るための事前アンケートをしているところでした。木陰に集まって、みんな真剣な表情です。

しばらく見ていたのですが、メイン講師はもうひとつの村にいるということで、そこに行って見ることにしました。ふたたび、獣道のような道を、遊園地の乗り物みたいに激しく揺れながら走ること1時間。その村でも大々的に研修がはじまっていました。

研修は現地の市民団体が実施しているのですが、そのディレクターをしている女性がメイン講師です。彼女、実はすごい人でした。周辺では非常に有名な政治家&市民運動家である一方、3回連続で国のシアバターコンテストで優勝した人だったのです。あまりにも優勝が続いたため、5年間、コンテスト出場停止になったそうです。元々、アメリカ在住で非常に著名な「マダム・カリテ=シアバター夫人」と呼ばれるブルキナベ女性の一番弟子として修行したそうで、二言目には「よいバターを作るには、バターとバター作りが大好きでないと、愛がないとダメなのよ」と語ります。なんだか、素敵な予感がします。

この日の研修内容は、実技が「選別」⇒「洗う」⇒「乾燥」⇒「2回目の選別」で、講義は「正しい方法」「悪い方法」です。

ブルキナではシアバターとは言わず、フランス語を使い、カリテと言いますので、以降はカリテ、カリテバターと言います。余談ですが、西部方面で主に使用されている言葉「ジュラ語」では、カリテバターのことを「Situlu」と言います。カリテの木は「Siyiri」、つまり、カリテのことは「Si」というのです。シアというのは、ここから来ているのかもしれませんね。

カリテの木には緑の5,6cmの実がなります。ねっとりと濃い味です。中にナッツが入っていて、この仁の部分から、カリテバターを取ります。このナッツ、6月ごろの収穫時から保存するのですが、その保存の仕方も、カリテバターの質に大きく関係してきます。今回は、研修講師が高品質なナッツを探して購入してきてくれています。


さて、私達が到着したときには、既に1回目の選別が終わり、洗浄に入っていました。まず、お湯を入れて、ざっと洗います。まっ茶色になった水は数回替えます。
洗っている最中.JPG
洗う.JPG

こんなにきれいになります。
洗浄前
洗う前.JPG

洗浄後
洗った後.JPG

ビニールシートの上で乾燥させます。
乾燥.JPG

講義の様子.JPG乾かしている間に講義を行います。読み書きができない女性が70%以上のブルキナ。村ではその割合はもっと増えます。なので、絵を使って講義を進めます。配布した絵のどこが悪いのか、どうするべきなのかを話合います。






ひととおり終わったところで、お昼になりました。みんな、三々五々、お家に帰ってお昼ごはん。車に戻ってふと荷台を見ると、にわとりさんが2羽、結び付けられています。そうです、ブルキナではもうすぐお祭りシーズン。ただでさえ、村に行く機会があると、ブルキナファソでは地位に関係なく、農産物を買って買って買いまくります。祭り前ともなるとエスカレートし、出張の帰りにはものすごい荷物を積んで帰るはめになります。このにわとりさん。運転手さんのお買い物でした。確かに安い!お買い物上手です。

選別.JPGお昼からは2回目の選別に入りました。みんなでバンフォラ周辺で特産のかごを使って、上手に選別してゆきます。





これが使用不可とされたナッツです。
使用できないナッツ.JPG

こういう作業、ブルキナ女性はお手の物。私もやってみたけれど、みんなのようにうまくはいきません。ブルキナに比べると日本人って確かに経済的発展は享受しているかもしれないけど、人間としての能力は劣っているところも多いなあ、と大きく実感。




この日、帰りにもうひとつ別の場所で実施中の会計研修に寄るため、15時頃、村を後にしました。研修講師たちは、もちろん、ずっと泊り込みです。私達は18時には町に到着したとは言え、なんだか移動だけで疲れて、ぐっすり眠ったのでした。

posted by A DANSE at 03:49| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

実は・・・無事に帰国してます。

そうです。すでに1月も半ばにさしかかり・・・
実は、昨年、12月21日に無事に帰国しています。

3ヶ月間も日本を空けていたので、現在、とってもばたばたしています。しかも、地獄の年度末が始まろうとしています。恐ろしいですね。

ところで、帰国の旅路はとっても順調でした。パリ‐関空間、なんと、ビジネスクラスに変更!!!パリで飛行機に乗り込むとき、搭乗券を機械に通したら、お呼び出しマークが・・・以前、同じ感じで、予定していた飛行機には乗れないからあと5時間待ってくれといわれ、大喧嘩した覚えがあったので、ちょっとどきどき。ところが、満面の笑みで帰ってきたエールフランスのお姉さん。「今日はビジネスクラスですわよ、よかったわねー」と、搭乗券を交換してくれました。ラッキー!特にエールフランスのマイレージカードを持っている単身の人は、何回かごとに、こんな幸運があるみたいです。

11月から、なんだか、とっても忙しくなって、筆不精な私には結局続けれなくなってしまったブログ。少しずつでも思い出しながら、滞在中の主な出来事を書いてゆきたいと思います。。。

posted by A DANSE at 00:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月27日

Centre Rakieta

今日は朝からCentre Rakietaという現地のAIDS対策組織を訪ねていました。

Rakieta、そう、私がいつも使うバス会社の名前と同じです。

元々、RakietaでHIV陽性の社員がいて、昔はお薬が高くて払えず、みんなでお金を出し合ったのが始まりだったとか。

代表者は元Rakietaのえらいさんだった(?)ようで、コーディネーターは元女性社員。第一印象、とても好いです。インテリっぽい代表、アクティブで頭の回転の速いコーディネーター。どうして、私、ここに来てなかったんだろう・・・

彼らの標語は C'est ma vie. つまり、これは私の人生、です。自分の人生なんだから、自分で自分を守ろうよ、という感じでしょうか。

彼らは啓発活動の面で評判が高く、特に若者に向けての活動で有名です。なので、今回、若者に向けて調査結果還元ワークショップを開催するにあたり、彼らに支援をお願いしたわけです。

(ちなみに、いつもネットをしている場所は、彼らのお店でした。活動資金集めの一環なんです)

快く引き受けてくださったのですが、今、HIV検査のキャンペーン中で超忙しい。しかも、今回のキャンペーンは鉱山労働者です。鉱山のある荒野を走り回らなければなりません。彼らはブルキナではリスクの高い行為が多い人たちとされています。

バンフォラ周辺は金鉱があります。金鉱は多くが露天掘りで、会社などに管理されているわけではなく、周囲には何にもない平原のど真ん中。みんな、てんでばらばらに集まり、簡単にビニールでテントのようなものを勝手に作り、寝泊りしています。団体があるわけでもなく、もちろん、単身の男性が多いです。一応、なにがしかの現金収入は得られるようで、通常よりも高い水や食べ物で生活しています。彼らに必需品や食べ物などを売りに来る、そんな商売をする人たちがいるわけです。セックス・ワーカーもそんな感じで、彼らの周りに集まってきます。

ブルキナで初めて、彼らのコミュニティーを対象にしたキャンペーンが開催されることになったのはいいのですが、なんといっても荒野のど真ん中。実施するほうは、なかなか大変なようです。

忙しく人が行き来する中でのお願い。なんだか申し訳ないのも手伝って、遠慮がちにしてたら、時間があっという間に過ぎてしまいました。

お昼からは、Dr Dakuyoのところに行き、出来上がった石けんサンプルを貰い受けます。そして、その足で小学校の先生隊員を訪ね、明日からの研修に備えてビデオカメラを借ります。最後に市役所の元上司を訪ね、工場建設用の土地・家屋の入手可能性を探ります。

明日からは5日間連続で、村でのシアバター研修に出かけます。朝、6時に出て、8時に間に合うかどうか。田舎道は大変です。そのまま16時くらいまで研修は続き、夕方遅く、帰ってくることになります。

11月2日は研修データをまとめ、3日からは首都で、いよいよ工場建設費についての交渉、プラス、メインイベント「SIAO」訪問です。

SIAOについてはまた、詳しく書きますね。

明日からはとんでもなく忙しくなりそうです!!!
posted by A DANSE at 22:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月24日

毎日PCとにらめっこ

10月23日(木)
最近、ずっとPCとおうちでにらめっこで、ほぼ、一歩も外に出ていません。

月曜日にDossier Techniqueを終わらせ、事業計画を考え直して仏語訳し、PAMACに送りました。そして、ブログを一気に書き上げて終了。

火曜日からは、石けんからは離れて、ずっと、昨年の質問紙調査の結果を仏語でまとめるのを進めると同時に、結果返却のワークショップ開催に向けて、案を練っています。データがかなり複雑なので、分析もさることながら、報告書の書き方も悩みます。でも、日本ではゆっくりデータに向かい合う時間が取れない生活なので、とてもいい機会です。生データととことん向き合うのも、大切なんです。

ちょっとだけご説明すると・・・
2005年からバンフォラ市で、若者のHIV感染に関わる性行動(コンドーム使用や複数パートナーなど)と、知識、リスク認知、心理社会的尺度などの関係を調べています。

どうも、若い世代でも男女差が大きく、女性が社会的に脆弱であることが伺われ、HIV予防の障壁になっている可能性が示唆されました。

2007年は2回目の調査でしたが、ソーシャル・キャピタルと呼ばれるものに焦点を当てました。2005年は個人的な側面のみを調べたのですが、その結果から社会的な面も調べる必要性を感じたからです。

ソーシャル・キャピタルは未熟な概念で、いろいろな定義があるのですが、要は、人のつながりは財産である、というようなところです。人との繋がり、そして信頼関係や互酬性が、健康や幸福にもよい結果を与えているという研究結果がハーバードを中心に相次いで出され、世界的に注目されています。しかし、ロンドン大学からは南アフリカのエイズに関する調査で、すべての社会的つながりがHIV予防的にプラスに働くわけではない、という調査結果が出されています。

今回はこの概念についても、どういった社会的繋がりが、どのように性行動に影響しているのか、を調べています。

データが、嫌になるほど、ややこしいんです。

調査のそのままの結果と私の考えた分析案を、2007年に調査した若者たちにぶつけ、彼らの反応や意見を聞き、それを元に再び彼らに突っ込んだ内容をインタビューするというのが、今回の調査です。

アフリカなんかだと特に結果還元する研究者が少ないようですけれど、やっぱり、調査ささせていただく者としては、時間を割いて参加してくれた彼らのデータは彼らのものだと思うのです。結果を説明してもらうのは、彼らの当然の権利だと思います。田舎でも、アフリカでも、みんな、暇なわけではないのですから。

明日はBoboに行き、少々共同研究者と議論し、お姉さんとごはんを食べ、煮詰まった頭に少し風を入れたいと思います。。。

Banforaに帰ってくるのは日曜日朝。さあ、いよいよ、調査も本格的に動きだします。



posted by A DANSE at 01:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月21日

イッキ 第2弾。

10月10日(金)
今日は朝からDakuyo先生とDossier Technique、つまり詳しく石けんプロジェクトのことを説明した文章を確認。他に、サンプル石けんのレシピを話し合い。先生はアイデア豊かで話がはずみます。とりあえず、今は先生の会社の石けん作りが忙しいので、月末に作ることに。いろんなフレグランスオイルなんかも持って来てみたので、ちょっと楽しみです。明日、早速工場の見積もりを持って来てくれるように頼んでくれました。戦々恐々です。

夜は再び隊員のレストランへ。今日、2003年から使い続けてきたプリンターがとうとう動かなくなったのですが、偶然にも電気機器隊員と遭遇。ちょっと見ていただくことになりました。彼は病院にお勤めしているので、月曜日に持って行きます。久しぶりの病院。みんな元気かなぁ?

10月11日(土)
朝、一番でDakuyo先生のところへ。先生、待ち合わせに遅れること30分。のんびりとブルキナ時間が流れて行きます。先生が来たらすぐに建設会社の人がきて、丁寧な説明をひととおり聞きました。はい。確かにそのとおり。私がお願いしたことも、ほぼ実現されています。

いや、わかるんだけど、建設会社の人を責めるわけではないけれど、高い!!!無理!!!基本的には私が出すわけではないのですが、現地組織および女性たちのクレジットになるので、そうそう、無茶もできないのです。理想と現実・・・いろいろ宿題ができました。

Dakuyo先生は忙しく、まだDossier Techniqueの改善ポイントを見れていないということだったので、火曜日にお約束して、おうちに帰ってきました。

夜は私たちが宿泊している高級ホテルのレストランで初ディナー。同居している専門家のおごりです。とっても優しいんです、2人とも。私はお魚の農民風ソース。野菜たっぷりのトマトソースのかかった魚のフライです。ここのオーナーがBanfora特産のさとうきびから作ったラムを使ったキューバリバーをアペリティフに、優雅なディナーでした。ごちそうさまでした!

10月12日(日)
恒例になりそうな、日曜マルシェでのお買い物。みんなでぞろぞろお出かけです。石けんの材料になりそうなもの、売り物になりそうなもの、見慣れないもの、きょろきょろ探しながら、進んでいきます。現地語なので、なかなか自由にやりとりできないのがもどかしいけれど、生き生きしたハレの場ではこちらまで元気になります。

さあ、今日は頭がすっきりしているので、しっかり統計分析してみましょう!


10月13日 (月)
朝、病院へ行き、プリンターを預けました。直るといいなぁ。。。なにせ、インクがたくさんあるのです。直らなかったら、ここで買うしかないのですが、インク、高いんですよーーーなんとか直ることを祈りつつ、元居た職場、地域保健所衛生部へ。ここには後輩隊員が2人も配属されています。レストランを経営している彼と、看護師隊員。残念ながら、新しく来たと言うディレクターにも、看護師隊員にも会えず、元同僚の数人に会えただけでした。忙しいみたいですね。いいことです。活動ができているということでしょう。ひとり、PCをたたいていたレストラン隊員(怒られちゃう!)としばし歓談。市役所に行くことを思い出し、向かいます。

最初にブルキナに派遣されたときは、バンフォラ市役所配属でした。でも、職務内容から、地域保健所の衛生部と一緒に働きだし、押しかけてオフィスまで入り込んでお仕事をしていたのです。とは言え、市役所にも毎日1度は顔を出していた私には、どちらも大切な職場。

市役所は異動がないので、元同僚たちがわんさかいます。一番仲のいいアンリエット。しっかりものの彼女はいつのまにやら上席のポストに。市長秘書となっていました。いつものとおり、お土産をわたし、しばしお話。彼女は義理堅くて、お土産のお礼にと、お洋服をいつも作ってくれます。今回は貧乏な私。日本で行った安いバス旅行の金沢みやげ「瓶入り金箔」をプレゼント。これ、きっとアフリカの人が喜ぶはず、と思って多めに持ってきたのですが、彼女もやっぱり大喜び!本物の金って、ここではやっぱり特別なんですよね。

元上司は不在。なんでも病気だとか。彼、ひ弱なんです。いっぱいいじめられて、大いに怒鳴りあいもしたけれど、やっぱり、なんか仲良しな感じです。数日前から休んでいるという言葉にちょっと心配。サボり癖もあるので、どちらかわからないのだけれど、彼のお嫁さんはとてもしっかりした人なので、大丈夫でしょう!

帰宅したとたん、電話で「プリンター、直りました」という連絡が!すばらしいですね、協力隊!早速とりに行きました。うれしいことにお昼のお誘いを受けたのですが、ふと、空を見上げると真っ黒になっている・・・これは確実に大雨の予感。お昼は明日にしてもらって急いで帰宅。着いたと同時に降ってきました!!!本当に異常気象なブルキナです。

10月14日 (火)
朝、Dakuyo先生を訪ねて薬局へ。先生とDossier Techniqueを見直します。いろいろと気付いた点や機器の入手先の情報等をもらい、昨日のお約束のお昼のお食事へ。

バンフォラはブルキナでも数少ない観光地でもあり、結構いいレストランがいくつかあります。そのうちのトップレベルのカリプソ・レストランへ。いつものとおりの席に座り、いつものとおりのリ・グラを頼みます。アフリカ風炊き込みごはんです。ブルキナでは大抵トマト味。ここのはおいしいんですよーフランス人のオーナーの趣味か、リゾートっぽい雰囲気も素敵です。

隊員3人とお食事したあと、Bobo行きのバスチケットを買って、帰宅。今日は昼からBoboに出かけて、見積もりを取りに回ります。いろいろ準備をしていると、すっかり夕方。再び、Boboのお姉さん宅にお邪魔です!!!坊やも子犬も猫ちゃんもうさぎさんも、みんな元気かな?

Boboへ向かう途中、Banfora郊外のサトウキビプランテーションです。広いです!!!

砂糖の杖 さとうきび.JPG


10月15日(水)
今日はなんだか、体調がよくない感じ。たぶん、昨日のお外でのご飯がちょっと当たった感じ。また、地雷です。暑くて、しかも下痢を抱えて、とても外を歩き回る体力はなさそうだったので、お昼までおうちで書類を書いていました。

お昼を軽く食べて、ちょっと回復してきた感じだったので、一番遠い見積もり先にお出かけ。お友達にお願いして、送ってもらいました。石けんに使う苛性ソーダを扱う会社です。Dakuyo先生によると、中国製とフランス製、スイス製が入手可能だとか。もちろん、化学製品は怖いので、ヨーロピアンな確実な製品を入手しなければなりません。

つれてきてもらったのは大きな倉庫。一抹の不安を抱えて入り口の門番さんに聞くと、奥にある小売の窓口を教えてくれました。

ここでは、フランス製のいつも同じ会社のものが、確実に手に入るそう。25kg 22500CFA。 6000円弱です。品質の確実な苛性ソーダの入手ができるかどうかが心配だったので、ちょっと安心。お友達にコーラのお礼をして、おうちに帰りました。

10月16日(木)
朝から体調も回復。一気に見積もり取り回りに出発です。

まずは、実験用具の会社 Maison COBELへ。ビーカーや電子はかり、PH計測器なんかを見積もってもらいます。でも、すぐに品物を見れるわけではなく、いちいち、倉庫から持って来てもらわなければいけません。また、すべて在庫してあるわけではなく、フランスに注文しなければなりません。とりあえず、品物をチョイスし、現物確認できるものはして、見積書作成をお願いしました。Dakuyo先生いわく「COBELはモノはいいけど、高いよ!」 途上国は生活レベルの格差が本当に大きい!いいモノはものすごく高いんです。ま、手に入るだけ、いいのかも・・・

次は乗り合いタクシーに乗って、市の中央部まで戻り、コンピューター関係を見ます。Dakuyo先生に案内されたとおりに銀行の近くに来ても、よくわからない。おまわりさんに聞くと、「どっかでみたなぁ」「あっちじゃない?」いいかげんです。。。でも、銀行のお姉さんが通りかかり、しっかり教えてくれました。おまわりさん、ぜんぜん違うところを教えてくれていたけれど、どこのことだったのでしょう?

お姉さんに教えられたとおりに歩いていると、私のアンテナに反応が・・・

PAMER1.JPG


PAMERというプログラムの販売ポイントでした。PAMERとは女性たちに小規模の融資をして、起業支援を行っているプログラムです。Banforaで多く見るプログラムなのですが、やっぱり、店内にはバンフォラの産品がたくさんありました。壷などの焼き物から、はちみつ、シアバター、穀物、そして、石けん。様々なものがあります。私の大好きなスンバラもあります。多くの女性グループは粉のものを袋詰めにして売っているのですが、ここでは、丸いままのスンバラ、つぶつぶのスンバラを売っています。他にもバオバブの実の粉(ジュースにして飲むとおいしい!)なんかを買いました。

ちなみにスンバラはこんな感じスンバラ.JPG









PAMERの隣がすぐにコンピューター屋さん「OCB」だったので、入っていろいろお話を聞きました。ふと、プリンターを見ると、1万円くらいでCanonの新しいモデルがあります!!!でも、インク、約5千円・・・ちょっと考えます・・・

まだまだ見積もり取りは続きます。石けん作りには、なべや濾し器など、市場で見つかりそうな道具も多く使います。でも、市場、やっかいなところで、外国人には絶対に勝手に若い男の子がついてきます。馴れ馴れしく肩なんか抱かれ、で、最後にお金をせびられます。面倒くさいんです。

今回は、たまたま聞いたお店のおじさんがいい人で、ひとりの男の子に案内を頼んでくれました。目上の人に頼まれたからか、結構まじめに案内してくれました。でも、今日、買わないんだよね・・・ごめんなさい。それでも、しっかり案内してくれて、最後に連絡先を教えてもらって、お金も取られずに(もうひとり、勝手にくっついてきた子には、しっかりせびられたけれど)、お別れしました。なんか、ちょっとお礼してもよかったなぁ。

スーパーで頼まれていた買い物(お肉とコーヒー)を買い、帰宅。すごーく疲れました。砂埃だらけです。でも、ボボでの見積もりは終わり。ゆっくり見積書のまとめができました。

10月17日(金)
朝、10時のバスでBanforaに帰ります。まず、バスのチケットを買って、荷物を預け、にんじん+さやいんげんを買いに出かけました。昨日、買えなかったんです。バス乗り場の近くに有名な野菜売り場(といっても路上です)があります。季節はずれのにんじんも、ここなら採りたてのものが手に入ります。しっかり、高いけれど鮮度のいいにんじんをみつけ、サヤインゲンもいいものを手に入れ、バス停へ。ボボのRakietaバスの荷物係のお兄さんも、みんな親切です。いろいろお世話になります。感じがいいお兄さんにお礼を言っていたら、Banfora行きバスが動き出しました。

お昼からは、Banforaの市場で見積もり取りです。やっぱり、市場はややこしいのですが、ひとり、いいお兄さんに出会い、親切にしてもらいました。いい人に恵まれている毎日ですね。ここで、アフリカのシンボルをいくつか描いたバケツを衝動買い。日本に持って帰ります!!!

迷路のような市場を歩いていると、どこからか、Yuko!と呼ぶ声が。振り返ると、なんと、去年カシューナッツ・オイルをプレゼントしてくれた技師のお兄さんです。去年の時点では、オイルの販売先がなく、生産中止していたのですが、グループを作って再開したとか。私には自転車以外交通手段がないので、彼の村まで行くのは難しいのですが、カシューナッツオイルには興味深々。滞在中、ぜひ、いきたいと思います。

10月18日(土)
今日は、昨日マラリア予防薬の飲み方が悪かったみたいで、体調崩しています。気分わるいです・・・午前中はお昼のメロドラマ一挙放映を見、昼からはベッドでごろごろ、仏語のお勉強していました。。。

夜、昨日から来ていたJICAご一行さまのお一人がいらっしゃいました。みんなでお茶を飲みながら、しばしお話。いろんな人と出会い、いろんなお話が聞ける幸せをかみしめる今日この頃です。

10月19日(日)
今日はちょっと復活。でも、昨日、先日隊員にお願いされた「ブルキナHIV&女性器切除講座」は延期。まだ、本調子じゃないのです。また今度ね、ごめんね!!!私が居ない間、どうも料理をあまりしなかったらしく、野菜がまだわんさか残ってます。で、市場のお買い物はなく、みんな、それぞれ、お仕事。こんな緩やかな日もありますね。。。




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2008年10月20日

大変ごぶさたしています。今日はイッキ!

まだ、なんとなく雨季がすっきり終わらない、異常気象なバンフォラです。今日こそはイッキに昨日までの出来事を簡単に綴りたいと思います。

10月5日(日)
今日は昨日疲れていてできなかったおそうじをみんなで開始。雨季の間に数ヶ月空いたおうちは、すっかりカビだらけ。それでなくても、なぜか、到着直前にペンキの塗り替えの終わったおうちは、ペンキくさい!窓も戸も全開でやっと眠れたのです。ペンキとカビの臭いのマリアージュ。最悪です。ホテルなのに、なぜか雑巾がけしたり、食器を洗ったり。まるで別荘のよう。食品も整理します。日本人専門家はビジネスクラスで来るので、34kg(だったかな)の荷物を3つくらい持ってこれます。1年に数人が複数回往復するので、日本食が豊富!ブルキナでは日本食が手に入らないので、貴重です。

終わって一息ついて、さあ、今日はマルシェへ。バンフォラには大きな公の常設市場が2つあるのですが、毎週日曜日は大きな市が立ちます。周辺の村々から野菜や雑貨、工芸品等々、ありとあらゆるものが揃います。もちろん、シアバターも!

雨の多いバンフォラは野菜や果物、魚が豊富。隣国コートジボワールとの国境も近く、おいしいものが揃います。一通り野菜や卵、バター等々を買い、みんなで仲良くお昼。

やっと、バンフォラに帰ってきた実感がわいてきました。

10月6日(月)
今日は朝から書類書き。お昼過ぎもせっせと書いているとなんだか雲行きが怪しい。

アフリカの雨季の雨は降る時がわかります。たいていは、まず温度が高くなり、風が吹く。空が暗くなり、雷が聞こえ、まもなく大雨がやってきます。

今回もすごい大雨でびっくり。バンフォラはやっぱり雨が多い。こうなると、雷で壊れてしまうことがあるため、コンセントはすべて抜きます。7月の滞在では、このホテルのすべてのTVが壊れたとか。ホテル経営も大変です。雷ガード、つけないのかな・・・停電もしばしば起こります。でも、なぜか途中よりも、雨の始まる前が多い。

「コンセントよし、懐中電灯よし」と確認し、ノートPCでお仕事を続けていると、なにやら水しぶきが腕に。。。いやーな予感がして振り向くと、雨漏り!!!しかも、部屋のど真ん中。ベッドを急いで動かします。

急いでバケツを持ってきてみると、たまる水が赤い!!!

あまもり1.JPG


上に死体か何かがあったらどうしよう、なんて怖がっていると、もう一箇所別のところで雨漏り。

2つ目のバケツを持ってきて、やっと他のところも心配になり、見て回ったところ、私のお部屋だけの様子。帰ってきた他の2人も心配そう。なんでも、屋根裏に使ってある防水のための材料が、この赤い色となって落ちてくるのだとか。しかもかなりの毒性らしく、だから濡れた床で数匹の虫が即死したんだ、と変に納得。一応、明日修理に来てくれるらしい。寝てるときじゃなくてよかった!!!
あまもり2.JPG

10月7日(火)
DrDakuyo.JPG今日はDakuyo先生という薬学博士と面会です。2003年にバンフォラにきたときからのお知り合いです。この先生、薬局も経営しているのですが、同時に伝統医薬の会社も経営しています。元々、保健省で伝統薬の部署の立ち上げをした人物。

1978年に出されたアルマアタ宣言というものがあります。これは健康を基本的人権として認めたもので、そのために「プライマリーヘルスケア」という概念を打ち立てました。簡単に言うと、プライマリーヘルスケアとは「健康であることを基本的な人権として認め、全ての人が健康になること、そのために地域住民を主体とし、人々の最も重要なニーズに応え、問題を住民自らの力で総合的にかつ平等に解決していく方法・アプローチ」だといえます。結構難しいんです、この概念。

そういった背景のもと、身近な伝統薬が見直され、伝統的薬草学(漢方みたいなものですね)が専門の彼がフィールドを駆けずり回り、伝統的な医療者を調査し、本当に効果のあるものだけを厳選して、製品化したというわけです。現在ではブルキナ中の診療所や薬局で買うことができます。

そんな彼はブルキナきっての発明家でもあり、起業家でもあります。イデオロギーに流されやすく、伝統薬をあっという間に日陰の存在にした保健省を飛び出し、自分で会社を作り、現在に至ります。すべて機械は自分で設計し、マラリア薬だけでなく、発毛シャンプーや精力剤、痩身茶なんかまで作っちゃう。そして、薬草石けんも作っています。

しかも、そんなビジネス面だけではなく、森林保全もきっちり考えています。それもそのはず、彼は誰よりもその尊さを実感しているからなのです。日本人にモテモテの先生は、JICAのプロジェクトとも仲良し。彼らの村人向け研修(確か、持続的な森林資源の採取方法や薬草栽培方法)にも参加しています。

今回、彼に石けんのサンプル製造を頼みます。もちろん、日本でもサンプル製造をするのだけど、一度どんなもんか、こっちでもやってみようと思ってお願いしました。

丁度、明日、石けん作りをするというので、朝イチで見学をお願いしました。

他にも、今回の石けんプロジェクトについて、しばし議論。彼の参加は重要です。なにせ、外国製造業者として認められないといけないのです。薬剤師で伝統薬の専門家で、石けん製造の実績のある彼の参加は必要不可欠なのです。

なんでも、彼の石けん、最近は月産1万個らしい。よく売れてます。今日もカナダから10箱の依頼があったとか。

さあ、明日の石けん作りの見学、楽しみですね。

10月8日(水)
今日は朝から石けん作りの見学です。まずは昨日型入れした石けんのカットから。

Moule.JPG型に入れた石けんは、こんな風に寝かせてあります。








型だし.JPG2人がかりで型を抜き・・・










型はずれた.JPG型がはずれたら・・・









移動.JPGカットの機械に移し・・・







最初のカット.JPGゆっくりハンドルをまわし、カットします。











方向を変えて.JPG今度は方向を変えて









もう一回かっと.JPGまた、カット。







板に並べて.JPGひとつづつ、ばらして、板に並べて








乾燥場に運ぶ.JPG乾燥室に運び








乾燥棚に並べます.JPG棚に並べます。









苛性ソーダと薬草煮出汁.JPG今度は、石けん仕込み。
これは既に準備されていた、薬草浸出液と苛性ソーダを混ぜたもの。







クレイを測る.JPGクレイも量って、先ほどの液に入れ、混ぜ合わせます。








ぐるぐる.JPGこれと油をまぜて、ぐるぐるまわします。








トレース、かなり固め.JPGぐるぐる・・・1時間弱まぜます。かなり硬いトレースが出るまで混ぜます。なんでも型が古くなって、もれちゃうのだとか。






表面をならす.JPG型に流し込み、表面を均します。真剣。一晩寝かせて、明日、カットです。







刻印.JPG今度は昨日カットした石けんの刻印うちです。
すべて手作り機械のDakuyo先生。これも手作り。こんな感じで二人で協力して進めます。








しんけん.JPG真剣。







できあがり1.JPGできあがり。










これが包装されて、店頭に並びます。乾燥は14日。日本とは少々作り方が違います。それにしても、鹸化反応が早くてびっくり。そう、ここは暑かったのでした(笑)


10月9日(木曜日)
今日は昨日の腐りかけたジャガイモが当たったようです。毎日、なにかと地雷があり、たまに踏んじゃうと、こんな事態になります。いや、気をつけましょう。。。



posted by A DANSE at 22:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月13日

いざ、バンフォラへ

10月4日(土)
今日は、いよいよバンフォラに向かう日。夕方になる前にJICAのプロジェクトの方たちが迎えに来てくださいます。お姉さんはBobo歴5年以上で、情報もたくさん持っており、JICAの中では一番の古株。ご挨拶も兼ねています。

最後の日ということで、朝からおじいちゃんのところにご挨拶。また、良い報告をしに戻ってくるはずだよ、と告げられ、心でがんばろうと再決意。

デザート.JPGお姉さんからお昼はサプライズ!!!昨日のスンバラ鶏に続くスンバラご飯 Riz au Sumbara。スンバラを入れて炊いたご飯です。食べたい、食べたいと言っていたのを覚えていてくれて、用意してくれました。お姉さんのところには、警備員さんと住み込みのお手伝いさん(ボンヌ)がいます。ファティちゃんという若い女の子ですが、本当にびっくりするくらいお料理上手。その彼女が作るスンバラご飯、今までで一番おいしかったです!!!おまけにお姉さんがフラッペをデザートに!緑ですが、メロンではなく、こちらで売られているミントシロップ。緑のアイスクリームはアイスクリームの素で作ったピスタチオ味。カンペキ!

16時ごろ、JICAプロジェクトご一行様到着。ご挨拶ののち、一路、バンフォラへ。

バンフォラは緑が多いところで、すぐ手前にはサトウキビのプランテーションが広がり、滝も見え隠れしています。ここまで来ると、ああ、帰ってきたなぁ、と思うのです。

いつものホテル、カンヌ・ア・スクル(さとうきび)へ。ここのプロジェクトはプロジェクト期間の5年間、ずっと、このホテルの一軒屋を借りています。前回もここの1室があいているから、とお借りしたのですが、今回もお邪魔。いつもお世話になります。

台所もあるし、掃除もしてくれるので、快適。さあ、バンフォラ生活、はじまりはじまり〜。

夜は、私の後任の男性隊員が開いたレストランへ。彼は調理師だった異色の村落普及員です。レストランの衛生向上のため、自分で開いて見せたほうがいい、と、自宅をレストランとして開放しています。モノのないところで、とても工夫していて、やっぱりおいしい。そして、営利目的ではないので、安い!しあわせな気分でぐっすり眠ることができました。

posted by A DANSE at 03:19| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Centre Muraz訪問とスンバラ鶏

10月3日(金)
今日は朝イチでCentre Muraz医学研究所の共同研究者と面会。相変わらず、ディレクター代理をしていて、忙しそうです。彼はWHOのブルキナでの脳髄膜炎や黄熱病の疫学責任者でもあります。最近の感染症の動向やCentre Murazの活動をいろいろ聞きました。また、前回調査結果還元ワークショップ開催やこれからの分析の方向性などについてお話。ワークショップには彼も参加してくれることになりました。以前行った調査から、専門家、つまり医師から聞く話が一番信頼できると思っている若者が最も多く、地元では非常に有名なCentre murazの医師である彼が実際の調査結果を交えてお話しすることは、とてもよい啓発になります。その後、前回の調査でとてもお世話になった社会学・人類学ユニットのディレクターも訪ねたのですが、あいにく不在。何人かの社会学系ワーカーと再会して、帰途につきました。

スンバラ鶏.JPG夜のご飯は、私の希望でスンバラ鶏。Poulet au sauce sumbaraです。スンバラとはこちらの調味料で、木の実から作った発酵調味料。結構、豆っぽいし、糸をひくので納豆っぽい感じですが、実際は味噌に近いとか。これを入れたソースをかけた炭火焼鳥の丸焼きが絶品。屋外で(なぜか)大音量のサルサを聞きながら食べるスンバラ鶏は、やっぱりおいしかったです。

posted by A DANSE at 03:18| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月10日

もうひとつの石けん工房とFitini Show

10月2日(木)。今日は昨日の朝にアポをとったもうひとつの石けん工房へ。ここは別に会社でもグループでもなく、いたってごく普通のおうち。しかも、居候先のご近所さんでした。前からこの石けんのファンだったお姉さんも一緒に工房に向かいました。

この工房はご夫婦でされていて、奥さんが石けん作りを担当、ご主人はレシピの開発や石けん関係の道具の開発を担当されています。元、地理の先生だとか。机の上には英語の辞書やコンピューターのテキストが載っています。勉強家なのですね。奥さんは身体を壊して(たぶん、腱鞘炎がひどくなった?)、石けんの生産量は減らしているそうです。

石けん夫婦.JPGおじさんが手に持っているのは、自作の刻印機。おばさんが持っているのが石けんです。包装も形も、他の大手のものと比べても美しく、とても興味を持っていた石けんだったのですが、やっと、理由がわかりました。ご夫婦の協力のたまものですね。おじさんのような発明家精神は、ここブルキナでたまに出会うのですが、大阪の起業家精神にも似て、なんだか人を元気にさせるのです。





石けんの中に入っている伝統医薬のひとつ.JPG(これはここの石けんの伝統医療的原料のひとつ)









ぶたこ.JPGお昼、子犬が預けられました。早速、お姉さんのぼうやと仲良し。









昼からはFitini Showという子どもの素人出演の全国大会決勝に行ってきました。お仕事の続きを・・・と思っていたのですが、お姉さんがお仕事で行けず、ぼうやが大暴れ。で、いつもお世話になりっぱなしの恩返しということで、ぼうやのお母さん代わりです。

かわい子ちゃん.JPGTVで生中継とあって、みんな着飾って大賑わいです。アフリカではおなじみ、ユニリーバ社の常温保存(?!)マーガリン、ブルーバンドの提供で、会場ではTシャツや紙製サンバイザーを無料で配っていたりするので、青と黄色の「ブルーバンド」カラー一色。









馬に乗って登場.JPG

ちっちゃいこのおどり.JPGこれは市役所勤務の青少年活動隊員の配属先の活動の一環で、招待券をもっての入場。いやはや、すごい勢い。ちなみにFitiniとは現地の言葉で「ちいさい」とか「子ども」の意味です。おちびちゃんたちが踊ります。










劇.JPG劇あり、










歌.JPG歌&踊りあり、









みすこん入賞者.JPG各民族の花嫁ミスコンあり、








なまずのトロフィー1.JPGで、この“聖なるなまずのトロフィー”を争います。











全く期待していなかったのですが、いえいえ、なかなかどうして、すばらしい子どもたちのショーでした。



posted by A DANSE at 01:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月08日

l'OCCITANE : Made in Burkina

10月1日(水)
以前書いたように、Boboには最近ずっと気になっていたSPHという石けん工場があります。そう、Youtubeで見つけた動画。「Karité」と「Bukina」のキーワードでひっかかりました。どうも、ロクシタンの石けんを作っているらしく、ロクシタン基金というロクシタンの福祉事業部みたいなところが作っているビデオで、とてもよくできています。画面中にはいくつか石けんが出てきますが、とても質がよさそうです。立派な、ブルキナとは思えない機械まで入っています。でも、連絡先がわからず、困っていたのですが、なんと、祝日前の石けん店頭調査で、そこの石けんを発見。連絡先が書いてあったので、早速電話してみました。すると、明日から出張なので、今すぐ来なさいとのこと。急いでもうひとつの石けん工房とアポを取って、タクシーに飛び乗り、急行しました。

SPH.JPGそこは、まさに動画の通りの工房。前もって動画を見ていたため、話がはずみます。今は主に国内を中心にマリとニジェールでホテルの客用石けんを作っていて、その数は100箇所以上。カリテは20%配合です。国内の小売市場では3種類販売。






Kali Baute.JPGはちみつせっけん.JPG








1つは洗濯石鹸(かなり大きくて350CFA)、1つはKari Bautéという名前の普通の浴用石鹸(カリテ40%配合)、そして最後、これが超気に入ったのですが、はちみつ石けんで150g400CFA(カリテ40%配合、他、パーム油とパーム核油使用)です。かわいいでしょう?ロクシタンの石けんをまねしたものらしく、なかなかの出来です。ブルキナ製とは思えない!はちみつの香料を少々使っており、はちみつの香りがします。はい、弊社でぜひ仕入れを検討したいと思います!




ロクシタン.JPG他にもロクシタンのために作ったという石けんを見せてもらえました。よく見ると、ロクシタンであることには変わりないのですが、ロクシタン基金の文字が。これ、福祉部門みたいです。さらに説明を読むと、目の不自由な人の団体に全額寄付するとの記述が。なるほど。。。本当に驚いたことには、この複雑な形の箱をここ、ボボで作ったとか。紙も印刷も、見たことがないくらい質が高い!印刷の元になるデザインはロクシタンから送ってきたらしいですが、それでも、本当にうれしい発見です!!!

ロクシタン動物.JPG動物石けん 中身.JPG








もう一種、今年の秋発売の石けんは、動物石けん。ライオン、かば、ぞうの3種類セットです。かわいいですね。これもロクシタン基金のものでした。これらの石けんはどうも日本には入ってこなさそうですね。ロクシタン基金なんて、聞いたこともないですし。

ところで、すべて、ここの石けん、ちょっと驚いた作り方をしていました。なんと、ブルキナの大きな石けん工場がマレーシア等から輸入する石けん素地(工場で作られた石けんを細かくしたもの)を買い、カリテの石けんのみをコールド・プロセスで手作りして、これもまた、細かくし、それを機械で混ぜ合わせて、丁度生クリームのように口金を変えて押し出すのです。重さは自動的に量られて、自動的にカットされてゆきます。カットされた石けんはひとつひとつプレス機で成型+型押しされて、包装され、完成です。

ロクシタン基金ロゴ.JPGロクシタンの石けんは、少しだけ異なります。彼らはカリテバターをブルキナで買い付け、それをフランスに送り検査等々し、それで石けんを作り、細かな石けん片にします。他の材料で作った石けんも同様に石けん片にして、それらをもう一度、ブルキナのこの工房に送ってくるそうです。ここではそれらを混ぜ合わせ、成型して再度輸出するのです。前回(紺の分)は、包装までしていました。つまり、石けん自体はブルキナでは作っておらず、でも、Made in Burkinaと書いてあります。ああ、なんだか・・・です。やっぱり、質が低いと判断されたのか、質のコントロールが困難とされたのでしょうね。そんなに仏・ブルキナ間を往復させても、恐らく1500円程度で売れる石けん。世の中、フクザツです。

帰り、人に頼まれて、ホテルへの営業でついでに売っているというホテル朝食用はちみつ30g入りをもらいました。Koudougouという町の特産です。とってもかわいいです。はちみつ.JPG




posted by A DANSE at 03:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

断食明けのおまつり:ラマダン

ラマダン.JPG9月30日。今日はやっぱりラマダンでした。朝からお祈りに出かけるも、間に合わず。。。ちなみにお姉さんが手に持っているのはひとり用のござです。










BBQです.JPGもちろん、祝日です!!!で、みんなでお祝いです。ソーセージを買いに行き、カレーライスを作り、いよいよバーベキューとカレーライスのパーティーです。普通は羊をつぶして食べますが、今回はBBQで済ませました。

今日も、しっかりDossier technique作り。この文章が土台となって、石けん工房のお話ができてゆくので、熟考を重ねます。あまり要求しすぎても断られるだけだし、だからといって、あまりにも要求しなさ過ぎるのも、負担が増えるばかりだし、さじ加減が難しいです。分析も、仏語でレポートを書きながらなのですが、仏語の統計用語が難しい!!!ネット環境が懐かしいです


posted by A DANSE at 03:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

お休みはお月様しだい・・・

9月29日。今日は月曜日ですが、翌日が祝日かもしれないということで、なんとなく、みんな浮かれています。断食祭(ラマダン)明けのお祭りは、お月様が見えるか見えないかで、その国のイスラム教組織の「月の委員会」が決定するらしく、割と夜遅くのニュースで「明日、休みになりました」などといわれてしまいます。

そんな中、ちょっとどんな石けんが出回っているのかを調べるために、お店をいくつか回ってみることにしました。そういった高級よろず屋的お店では、女性グループが作る様々なものが売られています。そういった食品なんかも創意工夫が見られてとても興味深く参考になります。

行ってみると、やっぱり、以前買った石けんのバリエーションが増えていたり、国立衛生研究所の検査を受けていたり、いろいろと工夫が見られます。とりあえず、ひとつずつ買ってみました。ラマダン明けは、いよいよ石けん作りの工房をいくつか回ります。

さあ、今日は毎日やってもなかなか進まないDossier Techniqueや統計分析の数々に覚悟して取り組みましょう!

夜、バンフォラ市で私の協力隊活動後任に当たる男性隊員がお姉さんのところにお泊りにきました。夜ご飯は自転車鳥。日本代表の監督の前にブルキナで監督をしていたトルシエ監督は、雑誌のインタビューでブルキナではこれがおいしかったと答えてたそうです。自転車鶏、仏語直訳!!! プレ(鶏)・ビシクレット(自転車)といいます。昔は自転車の車輪で、回しながら焼いていたそうですが、今では機械で回っています。清潔とは言いがたいですけれど、おいしいですよ!自転車どり.JPG
自転車鳥お料理中.JPG
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2008年10月04日

確認作業

9月28日。今日は日曜日。石けんプロジェクトを開始するこの機会に、私がそもそも西アフリカにはまり込んだきっかけ「伝統音楽」を身体全体で味わって、うまく言葉にできない何かを確認しておきたくて、今日は「キャバレー」に連れて行ってもらうことにしました。

キャバレーといっても、こちらのキャバレーは日本と意味が違っています。多くは昼間に営業していて、ひょうたんで伝統的な自家製ビールを飲めるオープンで粗末な小屋なのですが、日曜日には伝統音楽演奏が入るところも少なくありません。今日はそこに伝統的ビールと伝統音楽を楽しみに行こうというお話なのです。これをどうしてもボボでしたかった理由があります。

今滞在しているボボ・デュラッソという町は、アフリカ伝統音楽に関心のある多くの人が知っている「ファラフィナ」という音楽グループの出身地です。ファラフィナというのは、ボボにマハマ・コナテというバラフォンの達人が開いた伝統音楽学校の出身グループがつける名前だそうで、いくつかグループが存在します。ちなみに意味は「アフリカの人」だそうです。

31DWMANKDFL._SL160_AA115_.jpg 日本では初代ファラフィナのCDがいくつか手に入りますが、その中にボロマコテというアルバムがあります。このボロマコテ、私が居候中のおうちの近くなのですが、ファラフィナの学校が存在する地区名で、多くの生演奏付きキャバレーがあるのです。行くしかないでしょう(笑)







キャバレーの演奏1.JPG お姉さんと協力隊隊員の男性ひとり、計3人でお出かけしました。途中、なんだか非常に盛り上がっている箇所が。そこは何でもロビ族という人たちの集会所のようなところだそうで、後で様子を見に行くことにしました。先にキャバレーを探して右往左往。どうも、まだ始まっていない。3件目にいたおじさんが「お前たち、音楽が聞きたいのか?」と、別のところに案内してくれました。入ってみると、もう既に演奏が始まっていて、盛り上がっています。早速一番前の席に案内してもらい、現地ビール、ドロを注文しました。1リットル150CFA。コーラの小さいびんが250CFAくらいなので、相当安いです。私たちが座ってすぐに西洋人の集団が来て、写真をバシャバシャ撮っていたので、私も思わず数枚撮影しました。





カラバッシュのドロ.JPG ドロ自体はそんなに強くありません。こんな感じでひょうたんに入れてのみます。置きやすいように下にパイプから作ったプラスティック製の輪が置いてあり、蝿よけのふたが渡されます。回しのみも結構多く、また、ボトル単位(空き瓶利用)で頼むので、多すぎたら周囲におすそわけしたり。





キャバレーのお客さん.JPG しばらくすると、隣のお兄ちゃんが「ミュージシャンにドロをおごってやってくれ」といいます。おひねり代わりに2リットル注文すると、大きなタンクで運ばれてきました。どうやら、向こうの外国人グループと一緒にしてもらえたようです。






キャバレーで踊る.JPG お酒が横に置かれた途端、とてもダイナミックな演奏になってきました。音楽の分の料金はとられません。でも、ジンベの演奏者等が回ってきて、おひねりを要求されます。久しぶりに間近に聞く西アフリカ伝統音楽。ほんと、かっこいい。前の少し広くなった場には、いい具合に出来上がったおじさんたちが踊りにきます。伝統的な帽子をかぶり革靴を履き、片手に仏語の小説を持ち、きれいな彫刻の入った杖を持っためがねのおじいちゃんなんかも踊っています。よれよれのおじちゃんも気持ちよさそう。音楽は、周囲のミュージシャンが交代しながら演奏しますが、ときどき連弾みたいに別の人が入ったり、ソロががんがん入ったりします。会場とやりとりしながら、演奏がどんどん盛り上がります。歌ありの曲ではみんなのコーラスが入ります。

演奏の合間合間に、アクセサリーや懐中電灯、たばこ、お菓子、靴下なんかを売りにきますので、適当に冷やかしていると、頭に大きななべやたらいを載せた女性が回ってきました。食べ物です!なんだろう、と観察していると、毛虫でした!!!

シュニール.JPG このあたりでは毛虫を食べる人たちが住んでいます。毛虫ソースかけごはんや、毛虫のから揚げ、毛虫サンドなど、結構バリエーションも豊か。この毛虫は特別で、シアバターの木にしか付かない毛虫なのです。生きているときはきれいな色をしていて結構毒々しいのですが、市場で売られるときには、乾燥されたりして黒くなっています。好きな人いわく「小エビ」の味なのだとか。私にはやっぱり虫の味としか感じられなくて、多くは食べれませんでした。でも、ここで毛虫に会うなんて、これは運命。素敵な取り合わせ!ということで、早速一皿注文。

シュニールを食べる.JPG なんと、毛虫の煮込みでした。みんな初めての料理で半信半疑で食べてみると、びっくり!!!おいしい!!!毛虫の煮込みのスープもいいダシが出ていて、思わず飲み干すくらい、おいしかったのでした。みんなでびっくりして食べていると、西洋人グループが近寄ってきて写真を撮り始めました。でも、ひとりの男性以外、決して試そうとはしませんでした。案外、アフリカを旅行する西洋人でも、食に対して保守的な人が多いです。その男性でも一世一代の勝負くらいの勢いで食べていました。日本人のほうがよっぽど適応力がありますね。






周囲は総勢50-60名はいたでしょう。結構地位のありそうな人たちや美人なお姉さん、よっぱらってへろへろのおじいちゃん、ラスタのお兄ちゃんまで、幅広い人たちが集って、楽しんでいます。

そうこうして夕方に近づき、ドロが売り切れ、お開きとなりました。そこで、来る途中に出会ったロビ族の人たちの集いを覗きに行こうということになりました。着いてみると、さっきよりずっと盛り上がっています。ポリオの後遺症で手足が不自由な男性が太鼓をたたき、バラフォンと合わせて演奏しています。それぞれの民族独自のダンスがあるのですが、ロビのダンスは、ひじを曲げて手を広げて少し前に出し、胸部だけを前後左右にすばやく動かします。すごーく難しいです。

私以外の2名はしきりに挨拶しています。どうやら知り合いが多く居る様子。地位の高い人も少なくなく、わたしたちはここで、ドロに加えてホルモンの煮込みスープ&豆の粉を水でねってふわふわに揚げたものをおごってもらいました。

当初の目的は十分果たせました。例のものはきちんと確認できたと思います。がんばります!つぼ.JPG



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2008年10月02日

お誕生日。

9月27日。前日、PAMACの同僚から電話があり、10月1日に出発予定だった出張に、9名も行くことが判明し、わたしは行けないことに。結局、お姉さんの勧めで10月4日までお家に居させていただくことになりました。

理由はいくつかあり、
1.石けん製造についてBanforaでまだ交渉できる状態ではないこと。
2.Boboで共同研究者たちと話し合いする必要があること。
3.恐らく9月30日はイスラム教のラマダン明けのお祭りでお休みになり、祝日の前日も昼すぎまでで仕事が終わること。
4.Boboでも女性グループ等が石けんを作っており、それを見に行きたいこと。
5.Youtubeでl'Occitanneが作ったビデオがいくつかあり、中でもボボの石けん工場のビデオに関心を持っていたこと(ロクシタンの石けんを作っているらしい)
6.Banforaに行くプロジェクトチームの人たちがBoboのお姉さんのお家を経由していくこと。

などなど。お姉さんとも、そのご子息「じゃいあん」とも遊ばないといけないし。

今日は早朝、実はとても大切なお約束がありました。相手は、ボボ在住のやさしいおじいちゃんと通訳をしてくれる男前なおばちゃんです。結構、隊員がお世話になっていて、私も以前、とても大切なお話を教えてもらいました。簡単に言うと、予言(占い?)とおまじないです。当たるかどうか、おまじないの効果があるかないかというのは、基本的にその人がどういう文脈で人生を送っているか、ということなので言及は避けますが、わたしはこのおじいちゃんとおばちゃんが理屈なしに大好きで、今回、彼らとの再会を一番楽しみにしていました。そして、今回もいろいろ教えてもらいました。心の中でそっと、大切にしたいと思います。おじいちゃん、どうぞ元気で長生きしてください。おばちゃんも健康でありますように。

続いて、ついでに靴を取りに行くというお姉さんと中古の靴の露店へ。案外、ブランド物の靴が埋もれていたり、なかなかの楽しさです。わたしも今回は靴を持ってきていなくて、いくつか買いました。すべて一足500円くらい。お姉さんはなんと、フェンディのかっこいい靴をゲット。状態も新品に近く、500円はお買い得です。他にも、コートなんかも掘り出し物があったりします。

お昼ははBobo近くのマンゴの町、Orodaraの隊員のお誕生日会とかで、昔からの知り合いのブルキナベ(ブルキナ人)のお店に行くというので、挨拶がてらついていくことに。

結局、彼は旅行中ということで他のお店に行き、とても元気な隊員たちと楽しくご飯を食べました。ブルキナではめったに飲めない生ビールを片手に、ポークを土製の釜で焼いたものや焼きとうもろこしなどなど。やっぱり、おいしい!
とうもろこしと生ビール.jpg

jaian.JPG

お姉さんの子どもは、町を歩いて商売しているお兄ちゃんから、こちらの民族服とかっこいいサングラスを買ってもらい、村長だーと大喜び。とってもかわいいです。


一度お家で一休みし、今度は最近盛り上がっているという夜の箱(ディスコ)へ。でも、さすがに疲れていたので、8時過ぎには帰宅しました。はい。残った人たちはその後、コートジボワール出身のお姉さんたちのいる飲み屋さんへ消えていきました。エイズ専門家としては、ちょっと気になる場所だったけど、眠気(年齢???)には勝てず・・・

少しだったけど、老いも若きもガンガン踊る久しぶりのブルキナディスコは楽しかったよ!!!

posted by A DANSE at 21:32| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ボボに到着

ごぶさたしています。まとめてここ最近の毎日をお届けします。

9月26日。とうとうRAKIETAのバスで移動。きっちり5時間かかりました。Banforaに本社があるのですが、Ouagaから乗るのは初めて。新しくて素敵なバスです。

RAKIETA GoldensDragon.jpg


ブルキナファソの大都市間移動バス、特にワガ-ボボ間は大音響の音楽ビデオ&コートジボワール製お笑い映画上映を除けば、とても快適。しかも、今回使ったRAKIETAの待合所は、日本でもよくみかけるような、素敵な長いすが置いてあり、シャープのエアコンがついて、大型薄型TVが見れてびっくり。そうそう、ブルキナのこういった高級系のバス乗り場では、入場が制限されているので、割と安全。預けたい荷物を荷物係のお兄ちゃんに渡すと、お兄ちゃんはマスキングテープに名前や行き先、座席番号を書いて貼ってくれます。あとはそのまま、あまり目を光らせて見張っていなくとも、きちんと荷物室に詰め込んでいってくれます。RAKIETAでは荷物を入れる前に、荷物室のお掃除をしていました。



rakieta Nimotsu.jpg

荷物係のお兄ちゃんたち。このお兄ちゃんたちが責任もって荷物を積み込んでくれます。

Nimotsu.jpg

積み込みを待つ荷物たち。行き先などを書いた黄色いテープが貼ってあるのが見えます。

快適にBoboに到着し、2003年からBurkinaでお姉さんのような存在の協力隊スタッフのお家へ。ひさしぶりにたくさんお話して情報交換し、ゆっくりさせていただきました。さあ、久しぶりのブルキナ西部での生活。はじまりはじまり〜
posted by A DANSE at 20:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月26日

明日、26日金曜日。Bobo-Dioulasso(ボボ・デュラッソ)に行きます。

PCではもやもやと仏語と向かい合って、現場ではいいたいことがばしっと言えないイライラが募る今日この頃。

10月1日にPAMACの同僚が石けんで有名な土地に出張に行くらしく、席に空きがあれば連れて行ってもらえることになりました。でも、残念ながら未定。いくらホテルで安くいいお部屋にいるからといって、回答が出るまで待つにはやっぱり高い。

なので、いよいよ西部に動くことにしました。でも、10月1日に出張同行決定なら30日にはまた上京します。もし、それがダメだった場合は、しばらくBoboとバンフォラの予定。

最近車体が格段によくなったと評判で、Banforaが本拠地のRAKIETAというバス会社の、26日10時便のバスでボボに向かいます。また、しばらくメールがかけないかもしれませんが、ご容赦を。

では、いってきます!

posted by A DANSE at 09:50| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする